ヨガの健康効果
2024/05/24
ヨガはなぜ健康にいいの?
ヨガには、何となく健康に良いイメージがある、またはヨガをすれば実際に心が落ち着いたり、身体がスッキリしたことがあるという方が多くおられると思います。
具体的にどうして、ヨガは心身の健康に良いのでしょうか?
その鍵は「セロトニン」にあると考えられています。
実は、ヨガの呼吸にはセロトニン濃度を増加させる働きがあることが、科学的データで確認されているそうです。
呼吸がセロトニンを増やす
セロトニンは別名「ハッピーホルモン」と言われ、人が幸せを感じる時に分泌される神経伝達物質です。心身を整え、元気にさせる効果も期待されます。
坐禅を日々実践するお坊さんが、呼吸法を伴う様々な行動の実験によって、脳内変化が発現することが確認されています。尺八やサックスを吹く、歌唱、太極拳、ヨガなど行動に呼吸法が組み込まれている場合には、共通の脳内変化が起こるそうで、脳幹にあるセロトニン神経が活性化し、血中セロトニン濃度の増加が認められることが確認されています。
なお、呼吸法を実施すると、5分ぐらいから脳内変化が出現しますが、その高いセロトニン状態は、せいぜい1時間ぐらいしか続きません。ところが、継続して呼吸法を実践し続けると、セロトニン神経に変化が現れ、セロトニン分泌が人並み以上に高い脳に鍛えられるといわれています。
ヨガや坐禅を日々実践し続けると、頭がスッキリ、心がスッキリ、体がスッキリした状態が日常的に味わえるようになるのはそのためだと考えられます。
セロトニンを増やすには?
日々の生活で、セロトニンの分泌を手助けする、3つのポイントをご紹介します。
★太陽を浴びる
太陽の光を浴びることは、セロトニンの分泌を促すためには欠かせないポイントです。
朝に太陽の光を浴びると、セロトニンの分泌が始まり、そこから日中にかけてセロトニンが分泌されやすくなります。
陽が沈んでからは、セロトニンの分泌はメラトニンの分泌に変わり、睡眠へと導いてくれます。朝、起きたら太陽の光を浴びるように意識してみましょう。
★リズムを伴う運動をする
ウォーキングやジョギング、ダンスやヨガなどの一定のリズムを伴う運動は、セロトニンの分泌を促す効果があることで知られています。
意識的に深い呼吸を同じリズムでくり返すヨガは、セロトニンの分泌に適したエクササイズのひとつです。
★規則正しい生活を送る
上記にもあるように、朝は早く起きて太陽の光を浴び、ほどよい運動もして、夜は休む…、というような規則正しい生活がセロトニンを分泌してくれます。
また、食生活からもセロトニンの分泌を促すことができます。
セロトニンを作るためには、必須アミノ酸である「トリプトファン」が必要になります。
トリプトファンは体内で作ることが出来ないので、食べ物から摂取する必要があるのです。
大豆製品、乳製品、穀類などに多く含まれます。
さらに、トリプトファンからセロトニンを合成するにはビタミンB6が必要となるため、ビタミンB6を豊富に含む、鮭、サバ、ささみなどと一緒に摂取するのが理想的です。
意識的な深い呼吸をくり返し、一定のリズムで行うヨガはセロトニンの分泌を促すのに適したエクササイズのひとつです。
太陽を浴びながら行うことができるヨガは、特にオススメです。
VIVOでは下記のようなイベントが開催予定です。
屋外で気持ちよくヨガをしていただくける絶好の機会です。
ぜひお越しくださいませ。
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